小学校:11/10(土)School Performance 2018 学芸会を行いました

2018年11月10日(土)
Primary School Performance 2018


2018年度学芸会を行いました。
本校の学芸会は「探究型学習」に集中して取り組んだ1ヵ月間の集大成を,保護者の皆さんに披露する場です。

今年の学芸会のテーマは「Convey the message to the world!(世界に私たちのメッセージを届けよう)」。
このテーマに基づき,児童が中心となって「世界に届けたいメッセージは何か」を考えるところから始まりました。

探究型の学習では,児童が主体となって学習を進めていきます。

先生は,ファシリテーターとして児童の活発な意見交換を助けたり,児童が助けを必要としている時にちょっとしたアイデアを見せることで,児童が想像力を広げるお手伝いをしたりしますが,先生が児童の活動を誘導し続けることはありません。

今回の学芸会では,各クラスが次のようなメッセージを届けることを子どもたち自身でめ、どのように発表するかを企画立案し、本番に向けて準備をしました。

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1A「私たちの気持ちや感情」
「かいじゅうたちのいるところ」を題材に,場面を学校に設定して,学校のルールについてみんなで考えていきました。

2A「環境を大切にすること」
Dr.Seussの著書「Lorax」から自然を守ることの重要性を学び、3つのR「Reduce/減らすこと」「Reuse/再利用すること」「Recycle/リサイクルすること」について学びました。

2B「自分らしくいよう」
カメレオンでいることに疲れてしまったカメレオン達を主人公に,様々な動物たちとの出会いを重ねることで,私たち一人ひとりがみんな素晴らしい個性を持っていることを伝えようとしました。

3A「人が原因の環境問題」
プラスチックごみの問題を題材に,自分たちが知っていることを話したり,調べを進めるうちにわかった課題やプラスチックごみの恐ろしさをまとめたりして,多くの人々にその問題を知ってもらおうとしました。

3B「人にとって最も必要不可欠なもの~水~」
私たち日本人にとっては当たり前のように身近で気軽に飲める水。人にとっては最も大事なものだと気づいたところから、水はどこからくるのだろう?水循環(Water Cycle)の仕組みとは?世界の水事情は?・・・等、様々な視点から水について学びました。

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保護者様の声

今回のパフォーマンスは、これまでの演劇と異なり、環境について等のテーマが存在し、小学生低学年の発表とは思えないほど、内容もパフォーマンスも良かったと思います。 子供たちが主体的に衣装やダンス等を考え、作成したと聞いています。 また、学年を超えて、縦割りでの合奏や合唱といった発表も大変素晴らしかったです。 パフォーマンスデイを通して、子供たちが色々な経験が出来た事を大変嬉しく思います。 ❞
歌、体育など、子ども達が学校で学んでいるいろいろなことの成果を見られました。子ども達がやりたいことを選んで取り組むやり方は、良いと思いました。 プログラムの中では、「笑点」が1番すばらしかったと思います。出演した子ども達の個性が生かされていて、面白い試みでした。このようなユニークな言語活動が、今後も行われることを期待しています。
今年度の学習発表会は、子供達が自分達で様々なアイディアを出し合って作り上げたとの事で、みんなすごく熱心に取りくんでいたように感じました。❞
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探究型学習は,「もやっ」としたところから学習がスタートします。
曖昧だったり,知らなかったり,これまで特に気にしたことがなかったり。
そんな身の回りの出来事に目を向け,気づき,知らないことを調べ,「知ろう」とする。

小学校で学ぶすべての教科が混ざり合ったCross Curricular(教科横断型)な学びがそこにはあります。

一つの概念にとらわれることのない,自由は発想と好奇心。
子どもたち自身の発見や考えを尊重し,自分たちの手で作り上げていることは,子どもたちにとって大きな経験になったことでしょう。

今はまだ3年生までしかいないホライゾン学園仙台小学校ですが,今後の子どもたちの成長がとても楽しみなスクールパフォーマンスでした。