教育講演会を終えて(参加者の感想)

11月29日(土)
ご案内しておりました「教育講演会・教育座談会」が,11月29日(土)に盛会裏に終了いたしました。

 公私共にお忙しい中,また休日にもかかわらずご参加をいただきました皆様方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 教育講演会では,群馬県太田市長で,英語イマージョン教育を取り入れた小中高一貫校「ぐんま国際アカデミー」の理事長でもある 清水聖義氏より,行政のトップというお立場から,これからの社会においては,経済,政治,環境など様々な場面で,英語を使って議論をしたりディベートをしたりする力が必要であること,そして,そのためにも小学校の段階から「英語イマージョン教育」を取り入れることの大切さを,分りやすく事例を交えながらお話していただきました。

 また,教育座談では,3人の講師の先生方,それぞれの視点から貴重なお話を伺うことができました。

 清水氏からは,語学教育の継続性の大切さ,私学による特色ある教育の必要性についてお話がありました。

 宮城教育大学教授の板垣信哉氏からは,教員,指導者を養成するというお立場から,指導体制を構築することの必要性,カナダのバイリンガル政策,小学校から大学・大学院までの英語環境づくり等についてお話がありました。

 森上教育研究所 所長の森上展安氏からは,受験コンサルタントとしてのお立場から,東京の私立小学校の現状,これから求められる教育法,これからの大学入試のあり方等についてお話をいただきました。

 また,文部科学省初等中等教育局国際教育課からもご参加をいただき,これからの国の英語教育に対する施策についてご説明がありました。会の後半では,参加者の皆様から寄せられた質問にも丁寧にお答えいただくなど,たいへん有意義な会となりました。






<参加者からの感想>
以下に参加されました皆様から寄せられた感想をご紹介いたします。

・託児付きでしたので,こういった普段きけない話にも参加できてよかったです。ありがとうございました。

・公立学校教員です。ふだん接することのない話を聞くことができました。イマージョン教育の効果は大だと思います。小さい子は,スポンジのように,砂に水がしみこむように吸収します。維持していくのが課題です。

・ぐんま国際アカデミーに見学に行ってみたくなりました。森上先生の話をもう少し聞きたかった。

・興味深い内容でした。やはり,公教育で一律に英語教育を施しても,JETプログラムの検証もきちんとできない現況では,無理がある。やはり,特徴ある一条校を認めることが,多文化共生の条例を全国に先駆けて掲げた宮城県としての責任が問われるところだと思った。

・非常に勉強になりました。ぜひ,小学校を作ってください! 中学校,高校もですね。清水先生の学校のようになればいいですね。

・英語イマージョン教育について,具体的にどのように行っており,その成果(卒業後の進路・活躍ぶりなど)を知りたかったです。異なる分野の3人のお話はおもしろかったです。

・本日はありがとうございました。手書きの演題(毛筆),新鮮でよかったです。文科省からの情報も入れていただき,バランスの取れた座談会でした。

・イマージョン教育の重要性やバカロレアの意味も理解出来,近い将来,グローバル人材が日本国には必要になると感じました。また,清水さんのお話の中で「小・中で9年間英語での授業をした子供が,高校3年間で英語に触れないとまったくしゃべれなくなっていた」といったのが,一番印象的でした。

以上